おはようございます。こんにちは。こんばんは。40代サラリーマンのやすべえです。
今回は、昨日投稿した凸版印刷が100周年記念事業の一環で設立した「印刷博物館」を訪れた時の話し。 行き方編の続きの話しについて書きたいと思います。
本来は、一緒の話しとして書くつもりでしたが、印刷博物館に辿り着く前の話し等が長くなり、分割することとなりました。
昨日の話しでも少し触れましたが、今回の話しの中心は活版印刷体験編となります。
体験中は、写真撮影が可との事でしたので、ポイントポイントで写真を撮りましたので、写真中心にアップしていきたいと思います。
活版印刷とは?
本題に入る前に、活版印刷と言われても、ピンと来ない方もいるかと思いますので、例のごとく、私の知識の泉Wikipediaより引用させていただきたいと思います。
活版印刷(かっぱんいんさつ)は、凸版印刷の一種で、活字を並べて文章にした活版、組版を作り、それに塗料を塗って印刷すること。また、その印刷物。鉛版、線画凸版、樹脂版などの印刷も含めていう。活版刷りということもある。
引用:活版印刷 - Wikipedia より
少しは分かって頂けましたでしょうか?
今は印刷はデジタル中心ですが、一昔前は今回体験してきた活版印刷が中心とされてきた様です。
それでは、始めたいと思います。
活版印刷体験は、印刷博物館のB1Fの丸5の展示室内にある丸6の印刷工房で体験することが出来ます。
印刷工房内の様子について
印刷工房内に入ってすぐの場所から撮った写真となります。写真右側に映るガラスの奥が展示室になります。中には、様々な印刷機材が置いてあります。
写真真ん中のエプロンをした印刷工房スタッフの方がいるアクリル板の衝立が立てられているブースが体験スペースになります。
本来は、アクリル板は無いようなのですが、新型コロナウイルス対策で立てられているとの事でした。
体験ブースの様子
体験者一人ひとりが下の写真に映る机で体験する形となります。前には、活字がアルファベット順に並んでいます。
活版印刷の手順
体験机に置かれている活版印刷体験の手順に沿って紹介したいと思います。
活版印刷の手順
- 文選・・・活字ケースから活字1本ずつ手でやさしく拾います。
- 植字・・・活字を並べ、印刷の元となる「版」を作ります。
- 印刷・・・「版」にインキをつけ、アダナ印刷機で刷ります。
- 完成・・・活版印刷の油性インキを使うため、乾燥に一日かかります。
以上の4つの手順となります。
前述の写真を撮っていますので順にアップしていきたいと思います。
1.文選
印刷する文字は英字のみとなります。
体験用に予め用意されているワードを選んでもいいですし、自分の好きなワードを印刷することも出来ます。
因みに、私は大好きなDRAGON QUESTのワードを選択しました。
実は、以前投稿した以下の記事と同じ日に印刷博物館を訪れたため、頭の中がまだDRAGON QUESTモードでした。(笑)
下の写真は、DRAGON QUESTのDの活字です。
2.植字
文選した活字を専用のケース(1.文選内の写真に映る器具G)に並べていきます。
活字を並べ終わるとセンターにするため、選んだ活字の左右にスペースの活字をはめていきます。この作業は難しいため、スタッフの方がやっていただけます。
その後、同じくスタッフの方が並べた活字を下の専用の型にはめていきます。
分かりづらいですが、DRAGON QUESTの文字が反転しています。
3.印刷
いよいよ印刷になります。
印刷は、写真に映るアダナ印刷機を使って印刷します。手前に映る白板に紙をセットし、手前のハンドルを下に下げることにより、白板が上がり、植字した面にインキが塗られ印刷される仕組みとなります。
4.完成
全部で練習を含め6枚ほど印刷することが出来ます。しっかり、DRAGON QUESTと印刷されています。
印刷博物館の封筒が頂けるので、印刷した用紙と用紙の間にうす紙を挟み封筒に入れ持ち帰ります。活版印刷の油性インキを使うため、乾燥に一日かかります。
以上が活版印刷体験の流れとなります。時間にして、約30分弱の体験となります。
おまけ
印刷工房ないには、様々な活字が展示されています。
いくつか目に付いた活字の写真を撮りましたので順にアップしていきたいと思います。
恋という文字が目に付いたのでシャッターを切っていみました。
恋と言う文字を見るとどうしても、星野源さんの恋を連想してしまいます。
またこんな活字もあります。
完全にやらかしてしまいましたがルビ用の活字です。紙に印刷されているのがルビの文字で、左側でボケているのがルビの活字です。全然、ボケてて分からないですよね……。大失態です。
以上で、凸版印刷が100周年記念事業の一環で設立した「印刷博物館」を訪れた時の話し。活版印刷体験編となります。
印刷博物館の基本情報
名 称:印刷博物館(いんさつはくぶつかん)
所在地:〒112-8531 東京都文京区水道1丁目3番3号 トッパン小石川ビル
TEL:03-5840-2300(代)
FAX:03-5840-1567
開館時間:10時~18時(入場は17時30分まで)
休館日:毎週月曜日(ただし祝日・振替休日の場合は翌日) / 年末年始 / 展示替え期間
※詳細は展示予定スケジュールをご参照ください。入場料:一 般:400円(350円)
学 生:200円(150円)
高校生:100円(50円)
中学生以下および70歳以上の方無料
( )内は20名以上の団体料金企画展の開催時には、入場料が変更になります。くわしくは最新展示情報をご覧ください。なお、常設展へのご入場料金は企画展入場料に含まれます。企画展開催期間中、常設展のみをご覧いただくことはできませんのでご注意ください。
※5月5日(こどもの日)、11月3日(文化の日)は入場料が無料となります。
※障害者手帳等をお持ちの方、および付き添いの方は無料となります。
印刷博物館の周辺地図
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今回の撮影で使用したカメラとレンズ
OLYMPUS 標準ズームレンズ ED 12-40mm F2.8 防塵 防滴 マイクロフォーサーズ用 M.ZUIKO ED 12-40mmF2.8PRO
- 発売日: 2013/11/29
- メディア: エレクトロニクス
さいごに
2日連続の投稿となりましたが如何でしたでしょうか?
入場料400円は、コスパ的にも最高かと思いますので、興味を持たれた方はぜひ出掛けてみてください。その際は、活版印刷体験付日時指定券がオススメかと思います。
昨日の記事でも書かせていただきましたが、通常の入場も事前入館予約となっていますので、くれぐれもご注意ください。
それでは、最後までお読み頂きましてありがとうございます。もしよろしければ、『☆』、もしくは『読者登録』ポチをお願い致します。
これにて、失礼させて頂きます。